あこぎ屋別館 【日々でっち上げ】
でっち上げ気味に綴る大航海時代online日記、他 (C)2004 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.
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姐御と鴨と葱と-後編-
-前回までのあらすじ-

 最近ちっとも地中海に出没しないアン船長。あまりに出没しないもんだから、めっきり寂しくなってしまった友人のヌワラは、「貴女の欲しがってたもの何だって買ってあげるから会いに来て!」と、熱烈なラブコールを送る。忙しくてそれどころではなかったアン船長だが、友人の意向を可能な限り叶えてあげたい・・・と、聖母のごとき自愛・・・もとい慈愛の心を発揮し、セビリアの酒場にて久々の邂逅を果たす。そして、思う存分金目の物を受け取ってホクホク顔のアン船長と、再会が嬉しくて嬉しくて仕方のないヌワラ船長。2人してさらなる友情を深め合ったところで、気がつけば周囲を汗臭い連中に囲まれていた。怪訝な表情をする2人の前で、その連中は突然腹筋をし始めたのだった。

「なによそのあらすじ!喧嘩売ってんのアンタ!!!」

 と、そんな事実があったかどうかは知らないが

汗臭いわね・・・

 アンとヌワラが旧交を温めていたその時、颯爽と現れたのは・・・かの腹筋王ジントックその人だった。所構わず腹筋しまくっているせいか、海の男であるにも関わらず、潮の香りより汗の香りのが鼻につく男だ。突然の訪問者に呆気にとられるアンに構わず、男は突如として・・・


「うぉっす!はじめまして!!まずは挨拶代わりの腹筋を見てくれ!!」


ジントックはアン・コギーに激励の腹筋をした
ジントックはアン・コギーに激励の腹筋をした
ジントックはアン・コギーに激励の腹筋をした
ジントックはアン・コギーに激励の腹筋をした
ジントックはアン・コギーに激励の腹筋をした
ジントックはアン・コギーに激励の腹筋をした


 腹筋を始めたのである。


スルーかよ!!

「あら、はじめまして^^」
「ス、スルー?!今ものすごく何事もなかったかのようにスルーされた?!」
「いや、だって・・・何で激励されてんのかよく分かんなかったし・・・」

「ま、まぁ細けぇことは気にしねぇでくれ・・・」
「それはそーと、えぇと、腹筋の・・・何だっけ?アンタの名前知ってるよ」
「お?そうかい?そいつぁ光栄だな」
「ん~と・・・何だっけかな・・・えっと、そう!ジントニックな!」


違っ!! 「姐御、姐御!それ酒の名前ですぜ!!」


「ハハハ、よく間違われちまうんだが、オレの名はジントックだ。ヴィッキー・ジントック。ヨロシクな」
「あ、あぁ、そっか・・・ゴメンよジントニックさん」
※今の今までほんとにジントニックだと思ってました。でも私だけではないハズです。不可抗力です。

「いや、直ってない!直ってねぇですぜ!!」
「うるっさいねホセ!ジントニックだってジンバックだってどっちだっていいだろ!似たようなモンなんだからさ」
「どっちも違う!!逆切れしてねぇで・・・頼んますよ姐御、初対面なんだから失礼でやすぜ;」

「おう、気にしねぇでくれ。海の男はそんなみみっちぃ間違いは気にしねぇもんだ!ま、好きなように呼んでくんな」
「うむ、ではジントとやら・・・私のことは、アンと呼ぶがよい!」


またそんな良く知りもしないネタを・・・「いきなり略した!!!ってか、何その口調の変化っ?!」


 ホセがうるさい。


「んで、その腹筋のジントックとやらがアタシに何の用だい?」
「いや、それがだな・・・」

 と、それまでジントックの傍らに佇んでいた男が、スーツケースを片手にアンの前に跪いた。男の名はセバスチャンエステバン。生まれ付いての執事ホストの血の成せる技か、跪く姿がなんとも様になる男である。

靴・・・舐めてもいいのよ?

「イスパニアの女神と名高き貴女に是非お逢いしたく・・・地の果てより参上いたしました。噂に違わぬ美しさに、まさに感服の思いです^^」
「ふ~ん・・・それで?」

「貴女にお逢いできた際に、是非プレゼントを渡したいと前々から考えていたのですよ^^」
「貴方・・・いい方ね♪ひと目見た時から、なんて素敵な紳士なのかしら…と思っておりましたの^^」


・・・ 「180°態度変わった?!」
また始まったわ! 「気をつけて!その女はゲバ銭よ!!」


 外野がうるさい。


チッ、50マソか…

「つまらないものですが・・・お近づきの印としてお納め下さい^^」
「まぁ!そんな・・・つまらないものだなんてとんでもございませんわ!貴方のその心遣いだけで百万の価値があります^^」
一部ブログで「つまらないものですが…って差し出されたものをつまらないならいらないと拒絶。」などと、心無い事を書かれておりましたが、何よりも礼節を重んじるアン船長がそんなセリフを吐くことなどあり得るだろうか?賢明な読者であればお分かりのことと思う。

「でも・・・こんな大金、いただくわけには・・・」
「大丈夫ですよレディー、経費で落ちます

経費かよ!「経費っ?!」
・・・ 「女オトすのに経費使うって初めて聞いたわ・・・」
※落ちませんでした。

「そう・・・なら遠慮せずいただきますわ♪どうもありがとう^^」
「ふふふ、喜んでいただけて光栄です。経費で落ちなくてもジントックの旦那のポケットマネーで払えば済むだけです」
「って、オイっ!オレが払うのかよっ!!!」
※払ったそうです。

 そうして、アンに大金を渡して・・・腹筋団は騒々しく立ち去って行った。結局経費では落ちず、ポケットマネーで払う目になった腹筋王にはご愁傷様である。詳しくはココとかココで!

うっさい男だねぇ…

「ちったぁ受け取んの躊躇して下せぇ・・・姐御ぉ・・・、普通、初対面で現金受け取る人なんか居ねぇですぜ・・・」
「くれるっつってんのに貰わない理由がないだろ?それに、ほら?デッキブラシを50万で売ってやっただけだし
「な、なんですとーーーッ?!」
「最低女ね・・・」

 



 そして・・・





 満を持して、現れる真打ち(ラスボス)

どうやってせしめてくれよう…

「私には病気の弟が・・・」
「金なら持ってるよ」

 戦いの火蓋は、今、切って落とされようとしていた・・・


-つづかない-
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姐御と鴨と葱と-前編-
ホセでやす
 こんにちは、ホセでやす。今日はセビリアの酒場に来ていやす。ってまぁ、ここ3ヶ月近く酒場に入り浸ってんですがね・・・。いつもはこのまま目的もなくただただグダグダ酒飲んで酔って潰れて寝るだけなんでやすが、この日はちっとばかり違いやした。姐御の様子ってか意気込みってか・・・まぁ、理由を聞くのもアホくさいんでやすが、聞かなきゃ聞かないで機嫌悪くなるんで・・・聞いてみやした。

「姐御、今日はいったいどうしなすったんで?いつもと様子が違うようでやすが・・・」
「そうなんだよ!聞いとくれよ!ってか聞いたかい?この話!!」
「へ?あ、あぁ、その話ですかい!いい話じゃねぇですか。可愛い少女の笑顔を見たいがためにプレゼントを贈る・・・今のご時世じゃ考えられねぇあったけぇ話ですぜ。あのお嬢ちゃんも普段は随分と大人びた風を装ってやすが、やっぱり何だかんだ言ってまだまだ子供なんでやすねぇ、あんなに喜んで・・・。あっし、ヌワラさんのことただのオカマだとばっかり思ってやしたが、ちょっと見直しやしたぜ。いやぁなかなかできるもんじゃ・・・」
「なんでアイツだけタダで物貰って、アタシには何もないのさ!!」





何言ってんだこの人?!・・・・・・ハイ?





「不公平だろそーいうのさ!アタシも何か欲しい!!」
「・・・・・・・・・(が、ガキ以下だこの人)」


 大の大人が何言ってんだ?てな、そんなくだらない理由で酒場に乗り込んだ姐御でやすが・・・

あら?プレゼント?キャーありがとーー♪

 今は物凄くご機嫌でやす・・・。

(わぁ~、プレゼント?嬉しい~~♪アタシ前からコレ欲しかったんだよね~♪ありがとーヌワラさん^^)
「この冠は有難く頂戴しておくわ・・・ってかコレ高く売れんだろーね?」
「・・・本音と建前が逆になってるわよアンタ、と言うかちょっとは本音を隠そうとする努力しなさいよ」


 おねだりしてプレゼントをいただけたようで何よりでやす・・・。


 ってか・・・どう見ても、「おねだり」ではなく「強請り」に近いもんでやしたが・・・。


「いいからアタシにも髪飾りおくれよ」
「なんでアンタに髪飾りやんなきゃいけないのよ!」
「女ってな嫉妬深い生き物だからさ・・・、片方の女友達にプレゼントしたのならもう片方にもプレゼントしなきゃダメだよ」
「どーいう理屈よっ!!」
「だって・・・エルメスさんったら、ヌワラさんに髪飾り貰ったの♪って毎日毎日自慢ばかりしてきて・・・羨ましかったの;;」
「ウソ臭い涙で同情誘うのやめたら?」

「あーもーうだうだ文句ばっかでイライラする奴だねぇ、それでも男かい!」
「男じゃないわよっ!!」
「どっちだっていいから、おくれよー。代わりにアタシもいいモンあげるからさー」
「仕方ないわねぇ・・・」

等価交換しましょ^^

「小麦?!いいものって小麦?!アンタ、脳みそ膿んでんじゃない?!」
「セビリア産の最高級品さ!いやぁ、それ手に入れんのほんっと苦労したんだよ・・・」
「嘘吐くんじゃないわよっ!ちょっと返しなさいよっ!!!」
「いいじゃん、アンタにゃ月桂冠より小麦でも頭に差してるほうがお似合いだよ」
「キーーー(゚Д゚)!!」



「OK!了解!仕切りなおしだ!もっかい別のもん交換っこしよーか」
「次はマトモなもの渡しなさいよ!!変なもの渡したら絶交だからね!!」



3ヶ月寝かせてみました

「キーーーー!!嘘吐いた!また嘘吐いた!!!!」
「焼きたてパンはプライスレス・・・ってね♪冷めないうちに食べなよ」
「カビ!カビ生えてるじゃないのっ!どこが焼きたてよっ!カビたてほかほかだわよっ!!」
「アハハ!喜んでもらえてアタシも嬉しいよ^^」
「喜んでないわよっ!もう絶交!絶交だわ!!」


 ヌワラさんいい人なんでやすが、やっぱ友人は選んだ方がいいと思いやすぜ。


「ちょっとした冗談じゃんか・・・ゴメンよ」
「じゃぁ返しなさいよ!」
「・・・ん?なんかちょっと汗臭くない?」
「誤魔化さないd・・・って、そうね、なんだかちょっと汗臭いわ」

 と、そんなやりとりに気をとられているうち、ふと気がつけば・・・見知らぬ集団に取り囲まれてたんでさぁな。

-つづく-
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アン船長の航海記-もくじ-
Captain Anne's logbook
The first story ~ The 100th story
第1話:さらばヴァナ・ディール
第2話:アン船長、北アフリカの地を探索す
第3話:アン船長、新しい船を買う
第4話:アン船長、怪しげな神父と出会う
第5話:アン船長、北上する
第6話:アン船長、ブリテン島を一周す
第7話:アン船長、セウタからチュニスを目指す
第8話:アン船長、チュニスに到着する
第9話:アン船長、爵位を戴く
第10話:アン船長、ソーセージ職人と化す
第11話:アン船長、酒場で管を巻く
第12話:アン船長、現在のステータス
第13話:アン船長、侯爵夫人と謁見する
第14話:アン船長、急遽ロンドンへ向かう
第15話:アン船長、異国の地に立つ
第16話:アン船長、アフリカの地で原住民と遭遇する
第17話:アン船長、准士官になる
第18話:アン船長、ロンドンの衛兵にコケにされてムキになる
第19話:アン船長、今後の傾向と対策
第20話:アン船長、またもやホセを泣かす
第21話:アン船長、水の都を発見する
第22話:アン船長、美術品取引を覚える
第23話:アン船長、ヴェネツィアの小娘に完敗する
第24話:大航海時代onlineの今後
第25話:アン船長、アテネにたどり着く
第26話:アン船長、造船ランクが4になる
第27話:アン船長、コンスタンティノープルに潜入す
第28話:アン船長、ベイルートで噂のアレをする
第29話:アン船長、現在のステータスと今後のスキル計画
第30話:ハン船長、マルセイユで謎の女に出会う
第31話:アン船長、2階級特進する
第32話:アン船長、ダウ漬けな日々
第33話:ベイルートの決闘
第34話:さらばベイルート!
第35話:運命のアレクサンドリア(前編)
第36話:運命のアレクサンドリア(後編)
第37話:念願の工芸スキル獲得
第38話:何故か再びカイロへ
第39話:進水!通天閣7号
第40話:オカマと美女のセッション
第41話:西アフリカへの道1
第42話:西アフリカへの道2
第43話:西アフリカへの道3
第44話:ロンドンで造船屋さんに出会う
第45話:西アフリカへの道4
第46話:西アフリカへの道5
第47話:西アフリカへの道6
第48話:西アフリカへの道7
第49話:5月10日現在のステータス
第50話:老人と遺産とカリブ海
第51話:嗜好品取引スキル獲得大作戦
第52話:目指せ夢の楽園カリブ その1
第53話:目指せ夢の楽園カリブ その2
第54話:目指せ夢の楽園カリブ その3
第55話:幼き日の思い出 導入編
第56話:幼き日の思い出 脱出編
第57話:幼き日の思い出 家出編
第58話:幼き日の思い出 迷子編
第59話:作戦遂行のために
第60話:略奪者の退治1
第61話:略奪者の退治2
第62話:アン船長の生きもの大航海紀行
第63話:続・アン船長の生き物密猟紀行
第64話:リスボンのイワシ祭り
第65話:考古学への誘い1
第66話:考古学への誘い2
第67話:武具の次は美術
第68話:冒険家軍人の誕生
第69話:結婚式衣装決定戦
第70話:美術の次は?
第71話:~道化 DE NIGHT(仮)~開催予定?!
第72話:インドへの道~旅立ち編~
第73話:インドへの道~追走編~
第74話:インドへの道~宝石編~
第75話:インドへの道~再会編~
第76話:インドへの道~回想編1~
第77話:インドへの道~回想編2~
第78話:インドへの道~回想編3~
第79話:インドへの道~火器編~
第80話:インドへの道~機雷編~
第81話:インドへの道~捕縛編~
第82話:インドへの道~凱旋編~
第83話:准六等勲爵士になった日
第84話:マッチョ女に出会った日
第85話:6月29日現在のステータス
第86話:セビリア新クエスト:魔神の棲む館
第87話:テロリスト抹殺指令
第88話:冒険家に弟子入りした日
第89話:師匠が用済みになった日
第90話:アスワン旅団のその後
第91話:来るべき作戦に向けて・・・
第92話:潜入!噂のベイルート
第93話:水晶造りはお腹いっぱい
第94話:密着!商館秘書の戦い
第95話:東地中海脱出
第96話:私立あこぎ屋学園
第97話:(株)あこぎ屋造船
第98話:悲しみのアレクサンドリア
第99話:7月30日現在のステータス
第100話:ホセの大勝負-前編-
The 101st story ~
2006/01/09(月) 20:34:17| アン船長の航海記| トラックバック(-) コメント(-) | 編集
10年目の決着
 それは、新年を祝う人々で賑わうセビリアの街中を、ぶら~っとあてもなく歩いていた時のことだった。※注:実際には去年の11月以前の出来事?です。

 人ごみの中から貴族みたいな格好をした2人組みの男女が現れ、アタシの方にテクテクと向かってきたのだ。貴族にしちゃ目つきが凶悪なのが気になったけど、あいにくと貴族様に知り合いなんざ居ない。このアタシにガン垂れて来やがったんで、ちっくらムカついたけど、狂犬みたいな人間とは関わり合いにならない方がいいに決まってる。何食わぬ顔して素通りしようと思った、その時のことさ・・・

 その吊り上った目付きにピンときたのさ。世界広しと言えども、ここまで目付きの悪い女はそうそう居やしない。浅黒い肌と顔の傷。これ見よがしにイケメンを付き従えた頭の悪そうなその容貌は・・・そう、それは間違いなく腐れ縁の性悪女、華子とその下僕君だった。似合いもしない上等な服を着てたんで、一瞬気付かなかったけど間違いない。下僕君は一歩後ろに下がって華子に傅いている。

「なに2人して貴族みたいな格好してんだい?身分不相応な服着てるもんで、一瞬誰だか分かんなかったよ。七五三かい?」
「・・・最初っから気付いてたくせにわざとらしいですわ。久々に出会って開口一番憎まれ口とは貴女らしいですけど、こと服装に関して言わせてもらえれば、ワタクシ・・・」

・・・相変わらず目付き悪い女だね

「誰かさんと違って気品がありますから^^」
「アンタに言われたかないね」
「舌先三寸で男から奪い取った服を恥ずかしげもなく着ている貴女に、気品なんて縁のないものでしょう?」
「新年早々、相変わらず嫌味ったらしい女だねぇ・・・」
「それこそ貴女に言われたくないですわ」

 ふぅ・・・。溜息も出ないとはこのことだ。新年早々見たくもない顔を見て、胸がムカついてくる。ムカムカだ。カレーライスのカレーがカレーじゃなくて実は白玉入りのぜんざいだった。くらいに胸がムカつく。クソったれだ。連れの下僕君も一日中こんなのの相手をしなきゃなんないだなんて心底同情するね。そう思ったアタシは・・・

「こんな女の従者も大変だね。同情するよ・・・」

 と、声を掛けてみることにしたのだが・・・

戌年だもんね

「ワン!」

「・・・調教済みなんだね」
「えぇ、戌年ですもの^^」
「そっか、戌年だもんね・・・」
「ワンワン!バウゥゥ!!」

 こうなるといっそ哀れだ。

今日は3人で・・・

 と、この日、華子と出会ったのは実は偶然などではなかったりするのだ。

「去年は、果たし状を出しておきながら、よくもまぁ決闘をすっぽかしてくれましたわね!」
「あっらぁ、ごめんなさぁ~い。その日はちょっと野暮用ができちゃって・・・ホントにゴメンね^^」
「キイィィ!わざとらしい!!ワタクシがどんな思いをしながら、あの危険海域で辺りの海賊に怯えながら待ち続けたと思ってらっしゃるの!!!」
「アハハw待ってたんだww」

「許しません!許しませんわ!!絶対に!今日こそ決着を付けて差し上げます!泣いたって許してあげませんことよ!!!!」
「まぁまぁ、そんなに吠えんじゃないよ・・・相手してやっからさ(ニコリ」

 そう、つまりそんなわけで・・・下僕君を審判としてついに雌雄を決する瞬間が訪れたわけだ。パブリックスクールの寄宿舎で同室となったその日から、かれこれ10年以上続く因縁に決着を付けようじゃぁないか。



 そうして、チュニス沖で行われた、その歴史的大勝負は・・・



楽勝だね

 一瞬で片がついた。

「ククク」

 勢い余って審判まで沈めてしまったがソレはソレ。10年来の宿敵であったが、蓋を開けてみれば何のことはない。楽勝も楽勝である。いや、アイツが弱いのではない。アタシが強すぎたのだ。情け無用の勝負事とはいえ、かつては同じ学び舎で共に勉学に励んだ仲。少しぐらい手加減してやるんだったかなぁ・・・と思いはしたが、逆に手加減などしたら相手に失礼と言うものか?どっちにしても、完膚無きまでに叩き潰してしまったけど・・・ちょっとやり過ぎちゃったかもしんない。

撃墜!

「うはあ」
「コレに懲りたら二度と生意気な口をきかないことだね!」

 最初こそいきがっていた華子だが、実力の差をまざまざと見せ付けられて一気に萎縮してしまったようだ。

「ごめんなさいごめんなさい・・・ワタクシが身の程知らずでした;;」
「アハハ、分かりゃいいんだよ。分かりゃね^^」
「昔、色々と意地悪い事してゴメンナサイ!許して貰えるとは思ってないけれど、ワタクシ、貴女が、貴女が羨ましかったの・・・勉強もスポーツも学園トップで男の子にもモテて、いつもクラスメートの羨望の的だった貴女が、いつも、いつも羨ましかった;;」
「ふふふ・・・ま、昔のことだから気にしちゃいないけどさ。許して欲しいってんならさ・・・」

泣いて媚びな!

「物乞いらしく泣いて土下座してお願いしなさい(゚Д゚)y-~~」
「うぅ、うううぅ・・・許して下さいお願いしますぅぅぅぅ;;」
「アハハ!アハハハハ!!ヤだね!」
「そんな・・・そんな、後生ですから!!;;;」

「じゃぁ、3回回ってワンって吠えな。そしたら許したげる^^」
「・・・・・・・・・ワンッ!!」
「アハハ!アハハハ!ホントにやってら!!!」
「・・・ワン!ワンッワンッ!!」
「ほ~ら、骨取ってきな!(ぽ~い)」
「ワンワン!ワンワンワン!!(ダダダダ)」


「アハハハ!!あははははははははh・・・」


初夢かよ!!

「ってな初夢を見たよ」
初夢かよ!!!って、またコレかよ!!

 正夢になる日は・・・近い。かもしれない。
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