あこぎ屋別館 【日々でっち上げ】
でっち上げ気味に綴る大航海時代online日記、他 (C)2004 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.
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7月30日現在のステータス
理事長
理事長
「恒例のステータス紹介の日がやって来たぞ。今月は片手で足りるほどしかオンしとらんがな!ちっとも育ってないステータスを記録しておくことに意味があるとも思えんが、出番もネタも無いので私が代わりに紹介してやろう。クハハ!それはそうと、もうじき新国家が追加されるな。アムステルダムが発展すると水晶が出るとの噂を耳にしたアン船長は、ネーデルランドに興味深々らしい。が、亡命など私が許さんので安心するが良い」

校長
校長
「引っ込めスペ公!誰も貴様のムサイ顔など見たいとも思っておらんわ。と言うか水晶のためだけに亡命に心揺さぶられるとわ・・・よほど貴様の人望が薄いのであろうな。どうせその帽子の下の毛も薄いのであろう?ウハハハハ!天下のイスパニア国王は実はハゲ?スキャンダルもいいところだな」

理事長
理事長
「ハ、ハゲではない!!!教頭のハゲ頭と一緒にするな無礼者っ!!そもそも、アン船長が我がイスパニアを選んだのは、私の超絶美形もさることながら、曰く『だってパエリア好物だし』ってことだとか。いや、あの鉄鍋の縁にできるコゲがたまらんよな。コゲが。ちなみに自宅の近くに、パエリアの巨匠の店があったりするのだ。たまに時代がかった衣装を着たスペイン人楽団がやって来てな。歌って踊っての素晴らしいショーが堪能できるのだ。まぁ、一度しか見たことはないがな。で、何の話だったかな?」

教頭
教頭
「・・・ステータス紹介のことですよ。えぇと・・・これが前回のステータスでございます。どうせ私はしがないハゲでございますよ・・・えぇハゲですとも・・・(ぶつぶつ)」


個人情報

理事長
理事長
「さすがにちっとも育っとらんな。冒険+1、交易+1、戦闘経験+90ほど上がっておる。と言うか、何気に戦闘レベルが一番低いのは触れてはならんところだ。所持金は300万ほど増え、保険が何故か5等から10等まで上がっておるようだが気にするな。ベイルート北で気絶して55万を奪われた事件の直後に10等に上げたそうだ。後の祭りと言うやつだが、そーいうところがなかなか可愛い人なのだよ。それはそうと、前に買った影牢Ⅱは案の定1回クリアしただけで積みゲーの一部と化しておるよ。正確には2回クリアだがな。1回目はアレだ。『お前には闇の世界をくれてやろう』的な質問に『ハイ』と答えてバッドエンディング。クリアタイムは1時間ちょっとだったそうだ・・・」


船情報

校長
校長
「さて、船は英国産自称プリチーマスターが造ってくれた商用サムブークだ。当然のことながら【鬼嫁修行用】などと言うセンスの悪いネーミングは除去しておる。帆の色を変えよう変えようと思っておきながら、毎度毎度忘れて真っ白だ。まるでアン船長の心のようだな。ハッハッハ!この船、とても速いわ積荷は積めるわで素晴らしい船なんだが・・・いかんせん見た目が悪過ぎる。ピンネースに乗った後だと尚更だ。マストの上に小旗がピラピラしとらんのだよ!まったく許せん!!大型バルシャとでも名前を変えた方が良さそうだな。それはそうと、最近めっきり暑くなって来たな。通勤電車も心なしか人が少なく、クソ暑い中出勤してると・・・なんで休みの日に仕事してんだ?って気分になったりしないか?夏休みなんか無いのにな」


スキル情報スキル情報
スキル情報スキル情報

教頭
教頭
「えぇと、スキルはこんな感じで育っております。火器取引ランクが3になった他には変わりはございません。工芸ランクがもう少しで9になりそうでございます。ところで最近は武具取引が妙にお気に入りらしくて、エメラルドの指輪が欲しいと呟いてるのを耳にしたことがございます。心有る殿方、プレゼントしてみてはいかがでしょうか?それと、発作のようにたまに雑貨取引を欲しがる困ったところがございます。が、イスパニア人では雑貨取引が上げ難いので無理でございましょうな。・・・ハ!ネ、ネーデルランド?!いや、いやいや・・・それは無いでしょう。そもそも名声足りておりませんし。

とまぁ、そんな感じでございます。時間があれば色々やりたいことがあるのですがなかなか・・・。8月に大型バージョンアップがございますが、これからさらに忙しくなって参りますので、果たしてどうなることやら・・・」
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悲しみのアレクサンドリア
 かつて、耐え難き屈辱を受けたあの日から2週間。アン船長は戻ってきた。地中海一の大都会、中世ヨーロッパ最大の都市、世界中の富とココナツミルクが集まる街、アレクサンドリアへ!あの日タピオカ入りココナツミルクを売って貰えなかったアン船長。傷心を癒すため、やむなく産地を偽った酒をアルギンで密売するも心の傷は癒されず。さらには、追い討ちをかけるかのようにフレのポル公にコキ使われて傷が深まり、地中海に戻って来たら来たで冒険家見習いに、「あら、アナタ軍人のくせにワタシよりレベルが低いの?よくそれで恥ずかしげもなくお日様の下を歩けるわね」 と、馬鹿にされ・・・ガラス細工のように繊細なアン船長の心はズタズタにされてしまったのである。

 傷つきまくった心を癒すためには、もはやココナツミルクしかない。この際、タピオカの有無にはこだわってられない。あの出来事の直後、猛省したパティシエ果物入りココナツミルクをアン船長のために500食近くも作った・・・と、風の噂で耳にした。これは買いに行かねばなるまい。北欧から琥珀を400樽ほど持ち帰り、購入資金もバッチリだ。

 そんな思いを胸に、アン船長は再びアレクサンドリアの地に降り立ったのだった。

・・・ここだね

「・・・ここだね」

 あいかわらず港からやたらと遠い9番商館に辿り着く。ぶっちゃけ歩いて1時間は遠過ぎる。儲ける気があるのなら、無料送迎人力車ぐらいは派遣すべきだ。まったくなってない。

 ぶつくさ言いながら、店に入ったアン船長を出迎えたのは・・・1人のイスラム系店員だった。

東郷です。
 コンニチハ。私はアレクサンドリア9番商館の商館秘書を務めております、ライトハウス東郷と申します。前任者のニューセンチュリー東郷は、以前、接客態度について代表代行様にこっぴどく注意された翌日、その日の売り上げを持ったまま姿を消してしまいました。そのため、私が急遽後任者として9番商館に派遣されたと言うわけです。思い起こせば・・・失踪する少し前くらいから、兄は・・・あ、いえ、前任者は終始なにかに怯えているようでした。

 と、お客様が来店なさったようです。

ココナツミルク?!

「こちらはオーシャンズインの商館でございます」
「ココナツミルク買いに来たよ!」

 店に入って来たのは、うら若い女性でございました。と、その顔を見た瞬間、ピンと来ました。間違いありません。以前、この店にタピオカ入りココナツミルクを買いに来て、前任者と悶着を起こしたお客様です。商館のブラックリストにもしっかり登録されております。しかし、よりにもよって今日来るとは・・・いえ、ここは私のキャリアの全てを賭けて、接客し切ってみせましょう。

「申し訳ございませんお客様・・・果物入りココナツミルクはついさっき売り切れてしまいました」
「・・・ないの?だって、こないだ大量に作ったばっかだって・・・ほら?ここに、こう書いてあるじゃんか」
「確かに大量に在庫がございました。えぇ、さっきまでは・・・」
「さっきまであって何で今は無いのさ?」
「先ほど大量にお買い上げになられたお客様がおりまして・・・発注しておきますので後日またお越し下さいますでしょうか?」
「・・・ハ?」

キレた!!

「品切れで済むと思ってんのかい!!」

 う、うわ?!やっぱりブチ切れますか・・・。この反応は予想の範疇だったんです。だから私は、ココナツミルクが品切れにならないように数個だけ取っておいたのです。私の商館秘書としての直感が、この人はきっとまたココナツミルクを買いに来る・・・と、告げていましたから。それなのに、私がちょっと目を離した隙に・・・代表代行が持って行ってしまったのです。私が取っておいたココナツミルクを。ロンドンに。お取り置きの理由を後で説明しましたら、「いいですよそんなの気にしなくても。だって、ブラガンサ公爵の方が上客ですから!」と・・・信じられないお言葉を頂きました。まさか、そんなことを説明するわけにも行かず・・・

「予想以上に売れ行きが良くて、追加の発注が間に合いませんでして・・・申し訳ございません」
「せっかく買占めようと思って銀行から大金下ろして来たってのに、無駄足だったで済むと思ってんのかい?」
「わ、分かります。分かりますが・・・しかし、再入荷を待っていただくほか仕方ございません」
「あのさ・・・無いで済んだら海軍いらないんだよ。ボウヤ、分かってんのかい?んん?」

脅すのか?!

「アンタ・・・長生きしたいだろ?」

 ど、どどど、どーいう意味ですか!ていうか、そーいう意味ですね?!今はっきりと理解しました。兄失踪の真相を。そう言えば、最後に兄に会った時、借金を申し込まれたんですよね。突然、金が必要になったから貸してくれって、慰謝料払わないと殺されるとか言ってましたっけ。その時はキッパリ断りました。その直後に店の売上金を持って失踪したんです。ま、まさか・・・いや、きっとそうです!い、イヤです!!兄の二の舞はイヤですよ!!こ、殺される!!!

「コ、ココナツミルクは品切れですが・・・代わりにコチラの鴨のオレンジソース添えなどいかがでしょう?大変お買い得になっております」
「・・・いらないよそんなの」
「で、でしたらコチラなどいかがですか?チーズケーキでございます。美味しいと評判ですよ?」
「チーズケーキなんかいらないよ。じゃぁ、イチジクのタルトはあるかい?好物なんだけどさ」
「そ、それでしたらイチジクのパイがございます!いかがでしょう?タルトではありませんが当店のオススメです!」
「・・・タルトじゃないならいらないよ。ったく・・・」



涙するアン船長
▲突然泣き出す女性客に動揺を隠せないライトハウス東郷氏
素早く後ろ手に目薬を隠した事にも気付かない。
普通、欲しい物が無かったくらいで泣く大人は居ない。



商館の危機再び
▲捨て台詞を吐いて店を出る問題客アン・コギー
彼女の背後にはマフィア・アスワン旅団が控えていると噂されるが・・・
果たして、ライトハウス東郷氏とアレクサンドリア9番商館の運命やいかに!?

(株)あこぎ屋造船
校長
校長
「さて、先日、今週も平日はオンできないのが確定!とか言っておきながら昨夜あっさりとオンしていた件について・・・弁明があるのであれば一応聞いておこうか」

理事長
理事長
「何で私が弁明をせねばならんのか理由を聞きたいところだが、答えてやろう。曰く、『早退』だそうだ。早退っても21時上がりを早退と言っていいいのかどうかは知らんがな。オンできたということは、SSがあるということで・・・つまり、我々はもうお払い箱らしい」

校長
校長
「くっ・・・前回のはすこぶる不評だったからな。書いてる当人に。いや、そんなことで諦めるわけにはいかん!私の時代は、もう、すぐそこまで来ているるのだ!!掴まねばならん。栄誉を!築かねばならん。栄光の日々を!明日から、このブログのタイトルも【王様日記】になるのだ!フハハ!フハハハ!!」

教頭
教頭
(・・・無理ですよ)


◇ ◆ ◇ ◆ ◆


 ってわけで、ファマガスタ木の実とセウタ大麦で造ったジンをアルギンで売っ払って以来のオンさ。さぁて、今日は何すっかねぇ。久々なんでやりたいことが一杯あるんだよね。わざわざアタシのためだけにココナツミルクを作ってくれた親切な人が居たから、アレクサンドリアまで買いに行かなくちゃなんないし、乗り換えた船の帆を塗装したり紋章変えたりしたいし、マラガで宝石取引スキル上げしたいし、バルセロナで火器取引スキル上げもしたい。地理学のクエストも受けたいし、久しぶりにカリブまで行ってみたいし、工芸スキルをランク9まで上げたい。やりたいことはいっぱいあるわけさ。

 それなのに・・・それなのに・・・聞いとくれよ!!

 このところ、毎日のようにフレのポル男が、商用ピンネース造ってくれ造ってくれ五月蝿くてね・・・。しつこくIPMsgも飛んで来るわで、始末に終えないとはこのことさね。大体、アンタ、私より忙しいくせにいったいいつ船を受け取るつもりなのさ!と、小一時間ほど問い詰めたい気分だよ。まったく。問い詰めたら、「昼休みに」って返ってきたってのはここだけの話だけどね。でも、最近よく晩飯を奢って貰ってるし、弱味(遅刻過多)を握られてるしで断りたくても断れない。はぁ・・・何だって、久々にオンできたってのにわざわざ商用ピンネース造るためだけに北海方面まで出向かなきゃなんないのか。やりたいこといっぱいあるのを我慢して・・・30分近くかけて、何の用もない、ハンブルクまで、行かなきゃなんない。拷問だよ。拷問。やってらんないね。職権乱用!死んじまえ腐れポル公!!


 とまぁ、そんなわけでアルギンを出港。途中ラスパルマスに寄港して準備を整え、無寄港で北海方面へ直行する。途中、物資が心もとなくなってきたので、補給のために・・・


宝石はやっぱ北海だね!

 コペンハーゲンに寄港する。あぁ、もうまったく、なんだってこのアタシが腐れポル公にピンネース一隻造ってやるためにこんなとこまで来なきゃなんないんだろーね。貴重な時間をドブに捨てる気分たぁまさにこのことさね。やりたいこといっぱいあったのに・・・ったく、無駄足もいいとこだよ。あ~ほんとイヤんなってきた。あ~ヤダヤダ・・・

「・・・その緩みきった顔じゃ、何を言っても説得力ないですぜ(呆)」
「いやぁ、アルギンで象牙が買えたんだよ!もうビックリしちゃったね!!(よそ見)」

やる気なし

「おう、ネェちゃん。造船依頼かい?商用ピンネースならバッチリ造らせてもらうぜ!」
「あぁ・・・いいよ、別に手抜きで」

 北海方面まで来た当初の目的は果たしたんで、ついでに商用ピンネースの造船依頼をしてやることにする。チェブラーシカさんに見守られながら。先日、リンクを貼り返したばっかのブログ書きの人さ。あら、同じ名前の人って居るもんなんだねぇ・・・と、思ってたのはここだけの話。

 ご依頼の船は

容量MAX

 容量MAX、船員MAX、砲門MAX、材料デフォルト。改造費込みでお友達価格、61万さ。ランク6だから大した増量じゃないけどね。でも、ビタ一文負けてやんないからキッチリ支払いなよ!61万円!キャッシュで。



 そんなこんなで・・・



完成!

 実に切実である。
私立あこぎ屋学園
私立あこぎ屋学園校長室

理事長
理事長
「さて、先週は土日ともにオンしとらんのでSSが無い。無論、今週も平日はオンできんのが確定と言うか、数ヶ月は平日はオンできんわけで、そろそろ週休1日が当たり前になりそうな予感だからして・・・つまり!休日に撮り溜めたSSを使って平日に更新するというスタイルを貫くことが出来んわけだ。というかそもそも忙しいから平日の更新すらままならん。このような事態に陥った責任をどう取るつもりかね。校長!」

校長
校長
「って、何で私が責任を取らねばならんのだ!関係あるまい!というか、なんで貴様が理事長で私が校長なのだ!!逆だろう!!いや、それ以前にこのふざけた設定は何だ?!いくらSSがないからと言って、こんなモンでお茶を濁そうとは…冗談もほどほどにしていただきたいものだな、理事長!」

理事長
理事長
「黙れポル公!どーせポルトガルは数年後には我がイスパニアに併合されるのだ。教師のくせに歴史の教科書も読んでおらんのか!この腐ったポル公め!故郷に帰って豚でも飼ってろ!コレは神の意志なのだ!何もあこぎ屋の中の人が数日前に学園ものの漫画を読んだからこうなったわけでわない!」

校長
校長
「言いおったな脳みそバラ色の能天気スペ公め!牛に轢かれてトマトの汁で溺れ死ね!!だいたい前から貴様のその威張り腐った態度が気に食わなかったのだ!そんなみすぼらしい帽子を被って国王気取りだと?笑わせる!見よ私のこの眩いばかりに光り輝く豪奢な王冠を!!これぞ王!これぞ支配者!!」


(ダダダダ・・・バターン!!!)


教頭
教頭
「校長先生!校長先生!!大変ですよ!!あ、理事長も居られましたか・・・」

理事長
理事長
「ハッ!笑わせる!そんなショボイ王冠で王を気取っていい気なものだな・・・ん?それは金メッキか?見た目から入らねば王も語れぬ二流野郎は大人しく私に従っておけ」

校長
校長
「浪費と戦争しか知らん二流の王は貴様だろうが!せっかく手に入れた新大陸の富を戦争で浪費し尽して国を傾け、あげくはイングランドやフランスにいいように私掠される運命よ。今ならまだ間に合うぞ?大人しく退位して、ファルネーゼあたりに王位を譲ったらどうだ?んん?」

教頭
教頭
「・・・あのぅ」

理事長
理事長
「い、言うに事欠いてファルネーゼだと!あいつなどパルマで十分よ。何が戦術の天才だ!私はそもそもアイツは好きではないのだ」

校長
校長
「それで、父親の遺言も聞かずにアルバ公などを重用するのか。せいぜい寝首をかかれんように気をつけることだな!」

教頭
教頭
「本日予定しておりました合コンの件についてですが・・・」

理事長
理事長
校長
校長
聞こうか!

教頭
教頭
(そこには食いつくんですね・・・)

理事長
理事長
「そろそろ中途半端な歴史知識で口論を続けるのも苦しくなってきたところだ。で?今夜の合コンの件、抜かりなくセッティングしたのであろうな?ライザちゃんは招待したか?」

校長
校長
「理事長・・・英語科のライザ先生なら諦めろ。彼女は同じ英語科のフレデリク先生にベタ惚れらしい。それにアンタじゃ不釣合いも甚だしい」

理事長
理事長
「なんだと?!クソッ、あの若造め、私のライザちゃんに手を出すとは・・・おい、校長!アイツはクビにしとけ。テキトーに不祥事をでっち上げてな。いつものように・・・」

教頭
教頭
「・・・あのぅ」

校長
校長
「いや、ダメだ。フレデリク先生は女生徒に人気が高い。それにPTA会長のあの女のお気に入りでもある。下手にクビにすると我々の方が危ない」

理事長
理事長
「徹子か・・・くそぅ、あの妖怪ババアめ。まぁよい、ライザ先生は諦めるとして・・・新任のアンちゃんは呼んだのか?あ、アイツは呼ぶなよ。あの気色の悪い生物教師は」

教頭
教頭
「その新任のアン先生のことなのですが・・・授業中に隠れて酒を飲んでるところを生徒に見つかったらしいですぞ!いったい何度目ですか!!」

理事長
理事長
校長
校長
いいじゃん、授業中に酒飲むくらい

教頭
教頭
(いいのですか?!)

理事長
理事長
「イイ女は何をしたって許されるものだ。教育委員には、ファンタグレープをワインと見間違えた生徒が騒いだ・・・とでも報告しておけ。と、今日はお前らとお喋りをするために来たのではなかった。いいワインを仕入れたからアンちゃんに差し入れようと思ってな。じゃぁ教頭、あとは任せたぞ!」

校長
校長
「抜け駆けは許さんぞ理事長!私も極上のブランデーを手に入れたのだ!そのワインも代わりに渡しといてやるから、貴様はとっとと帰れ!!」


(どたばた)


教頭
教頭
(大丈夫なのか・・・この学園・・・)

-つづく?-
[私立あこぎ屋学園]の続きを読む
東地中海脱出
 美容院に行ったら、今世紀稀に見るド素人に当たった。確かに、「指名は?」と聞かれて「誰でもいい」とは答えたが。嫌な予感はしてたのだ。何か奥で、「アタシが切ってもいいですか?」みたいなこと頼んでたっぽいし・・・「今日はどんな風にしますか?」っつぅんで、こうこうこんな感じで~~とアバウトに答えてたら、やたらとヘアカタログで「こんなですか?こんなですか?」と確認してくるし。とまぁ、素晴らしく髪型をガタガタにされたあこぎ屋です。コンニチハ。右と左で違う長さ。実にトレビア~ン。

 それはさておき、またうちのエアコンの調子が悪い。温度調節が効かなくてガンガン冷える。ドライなのに。その上、スイッチ切っても室外機止まんない。何故、コンセントを抜いても止まらないのか・・・発電機内蔵か?隣の部屋の奴は近頃朝方までギャーギャーうるさくて寝れない。散々である。と言うか、今週は土日もオンしてないんでもうSSがありません。どーしましょう。

 ってわけで、最期のSSを・・・


◇ ◆ ◇ ◆ ◇


 東地中海が安全海域であるのもあと数日。次に活動しようとした時に、外は既に危険海域だった・・・のでは、目も当てられない。安全なうちに行けるとこ行ったら、とっとと退散しよう。しかし、退散するならするで、東地中海土産で船倉を満載させたい。

 そう考えたアン船長、一路ファマガスタへと向かう。

次は木の実な!

 そう、石ころなど今や流行遅れ。今や時代は木の実である。ファマガスタ西の名産品、木の実で船倉をいっぱいにして西地中海へと凱旋しようそうしよう。別に、果物入りココナツミルクを自作するためではない。もっと高尚な目的のためだ。

「合言葉は?」
木の実!」

 ってわけで、さっそくファマガスタを裏で支配すると云われる秘密組織、木の実秘密倶楽部に入会(会員数約1万5000、ベイルート石ころ秘密倶楽部とは敵対関係にある)。楽しい楽しい木の実狩りの始まりです。

大きな栗の~木の下で~

 さっそく、大きな木の下で木の実拾い。さすがに木の下で木の実を拾ってる分には不審者には見えません。木があるからって伐採したりはしません。何を気にすることもなく木の実です。木の実。木の実。たまに水。資材。草。捨て。木の実。木の実。木の実。子羊のロースト。木の実。木の実。木の実。子羊のロースト。と、子羊のローストを貪り食いつつ木の実を拾って拾って拾いまくって…

満載!

 327個。これ以上積むと計画に差し障るので程々に。くどいようだが、果物入りココナツミルクを作るのではない。断じて。デザートの類は、人に作ってもらった方が美味しい。いや、作れるんだけどね。うん。

 そして、大量に積み込んだ木の実を載せてファマガスタを出港。むろん、航海中に木の実をネズミに齧られるようなヘマはしない。ネズミから積荷を守るため、不眠不休で見張りに立った船員達の血の滲むような努力の果てに…1粒も齧られることなく、船はセウタへと到着する。

「ふあぁ~~~♪よく寝た…ん~?もうセウタ着いたのかい?( ̄□ヾ)フアー」
「姐御、頼むから黙ってて下せぇ…あっしの忍耐力も睡魔にゃ勝てねぇかもしれねぇでやす…」
「…んん?なんだぃ??眠けりゃ寝りゃーいいのに。変な奴だね…」

「あ、姐御が寝ずに見張れって言うからあっしらは一睡もせずにb:rpんえをころsておrm;し!!!!11!」
「ふ、副長っっ!!お、落ち着いて下せぇっ!オレら大丈夫ッスから!大丈夫ッスから!!!;;」

 と、そんな騒動があったりなかったりしつつ。セウタ入港。木の実を満載して、何故ポルトガル領のセウタへと向かったのか?

 そう、それは…

酒や!

 酒である。ジンである。美味しい家庭料理を作る貞淑な妻より…酒を密造&密売して家計を助ける妻の方がきっと流行るだろう。そーいうご時世だ。ってわけで、持ち帰った木の実を使ってジンを造りまくるのである。食料品取引ランクが6あるとは言え、さすがに敵国の領地。最低で45樽しか購入できない。したがって、ひたすらブーメラン。ブーメラン。ブ~メラン。すること約30回。327個あった木の実を全て消費し、造ったジンを持って…

アルギン

 アルギンへ。そう、酒はアルギン。ここもポルトガル領だからして、若干売値が安くなるが贅沢は言わない。ファマガスタで拾った木の実&セウタの大麦で造ったジンだが、ラベルにはしっかりと輝く、「made in ネーデルランド」の文字。

ボチボチやな

 そして、騙される交易所の親父。これだから密造はやめられない。
密着!商館秘書の戦い
 突如、何の前触れもなくタピオカ入りココナツミルクが食べたくなったアン船長。ベイルートで探してみるが、見つかるハズもなく・・・途方に暮れること30秒。風の噂で耳にした、ココナツミルク専門店へと向かうことを決意する。アレクサンドリアにあると云われる、その店、何でもありとあらゆる種類のココナツミルクを扱っているらしく、世界各地の美食家達も密かに通っているとかいないとか。そんな凄い店なら、一度は行ってみなければ!

 そう思ったアン船長。通天閣10号を駆り、一路アレクサンドリアへと向かうのであった。

・・・ここだね

「・・・ここだね」

 苦難の末、辿り着いたアレクサンドリアにて噂の店を探すこと数十分。ようやっと発見したその店は・・・パっと見、ただの商館にしか見えなかった。ココナツミルク専門店にしては、至って地味な見栄えである。ホントにここか?

 不安と期待を胸に、店に入ったアン船長を出迎えたのは・・・1人のイスラム系店員だった。

東郷です。
 コンニチハ。私はアレクサンドリア9番商館の商館秘書を務めております、ニューセンチュリー東郷と申します。私のお仕事は、店を訪れるお客様に商品をお売りすること。そして、商会員の方々がお帰りになられた際には、「おかえりなさいませ」と、笑顔でお迎えすることであります。しかし、接客業というものは、とかくトラブルが付き物でございます。しかし、どのようなトラブルであろうとも、華麗に回避してしまうその道20年の芸術的接客術・・・代表代行様に是非見ていただきたいもので・・・

 と、お客様が来店なさったようです。


「こちらはオーシャンズインの商館でございます」
「タピオカ入りココナツミルク売っとくれよ」

 店に入って来たのは、うら若い女性でございました。なかなかにお奇麗な方なのですが、女性ながらに色気のない格好、うちの代表代行様に通じるものがございます。まぁ、ここイスラム圏で不用意に肌を露出されるのも困るのですけどね。お探しの品はタピオカ入りココナツミルクだとか。

「ございません」
「・・・ないの?だって、ここってばココナツミルク専門店だろ?」
「いえ、申し訳ありませんお客様、当店はココナツミルク専門店ではございませんので・・・」
「アッハッハ!騙されないよ!だって・・・ほら?ここに、こう書いてあるじゃんか」

「あぁ、タピオカ入りではなく果物入りココナツミルクのことでございましたか・・・失礼、ただ今あいにくと切らしております。ご注文いただければ、当店の誇るパティシエが、今すぐにでも木の実を拾って来てお作りいたします」
「あ、いや、果物入りじゃなくてタピオカ入りね」
「ございません」
「ハ?」
「ですから、そんなものはございません」


「無いで済むと思ってんのかい?あぁ?」

 う、うわ?!何ですかこの人は・・・いきなりブチ切れました。困るんですよねぇ、こーいう聞き分けのないお客様は。子供じゃないんだから、無い物は無いと諦めていただきたいものです。私もその道20年のキャリアがございます。この手の輩に出会った時の対応法もバッチリです。相手をしない。コレに限ります。

「こちらはオーシャンズインの商館でございます」
「・・・は?ちょっとなに?この店は喧嘩も売ってんのかい?いいよ、買ってやるよ」
「こちらはオーシャンズインの商館でございます」
「って、何を同じセリフばっか言ってんだい!アタシをおちょくってんのかい?」


責任者出しな!!」
「こちらはオーシャンズインの商館でございます」

 ぐ・・・ぐるしい・・・げほっごほっ、責任者っつったって、ウチの商会代表はちっともオンしないんだから、首絞めたって呼べませんよ。ってか、もういい加減諦めて出ていってくんないですかねぇ・・・ウザイんですよね、こーいう客。てゆーか、そろそろサラートの時間なんですよ。客が来てたら店空けられないじゃないですか。ホントもういい加減にして下さいよ。あぁ、ハイハイ、こちらはオーシャンズインの商館でございますー・・・



セクハラで訴えるよ!
▲おざなりな対応をするニューセンチュリー東郷氏。
しかし、この客は一筋縄ではいきそうにない。
言い掛かりを付けられ、事態はとんでもない方向に!



商館焼失の危機
▲海賊かぶれの女を怒らせると何をしでかすか分かったもんじゃない。
オーシャンズインが長年の念願叶って手に入れた商館、
果たして、このまま焼失してしまうだろうか?!

水晶造りはお腹いっぱい
 さて、平日にオンしてないから、土日でやったことをなるべく引き伸ばして書こう作戦。3日目。なんだかんだと引き伸ばしたところで、つまるところ・・・「ヤッファでレシピを貰って、ベイルート北で石拾って水晶に加工、さらにガラス細工に加工して売っ払った」だけである。ついでに言うと、水晶からガラス細工にすると単価が下がるので要注意!ガラス細工は売り場を選べば特産ボーナスが付くが、どこでも付くわけではない。大人しく水晶で売った方がいいかもしれない。

 そんなこんなで、ベイルート北で石をいっぱいいっぱい拾いました。

いし~

 それはもう延々と石拾いである。面倒なので、ベイルート出口すぐ横で調達を繰り返す。もう、どこからどう見ても不審者です。でも気にしません。石です。石。石。たまに水。資材。卵。捨て。石。石。石。いしいしを食べなされ~。八重?と、延々石拾いを続けます。口元には薄ら笑みを浮かべ、しかし、心なしかやつれた表情で。まさにこんな感じ。ホント、よく出来たお話デス。「ここ何が出るの?」って聞かれましたよ答えましたよ石です・・・って。

クリッククリック!

 でもって、石が溜まったら水晶に加工です。失敗すると0個。通常で1個。大成功で2個できます。失敗が続くと泣けます。ぶっちゃけ、労力に見合うだけのものは、何ひとつ得られてないような気がしてきます。気のせいではなく、間違いなくきっとそうです。ここで「何してんだろアタシ・・・」とか思ったら負けです。そう思った上に、「でも、頑張る・・・」とか思ったらもう負け犬です。人生の。

 さて、負け犬なので石を消費し切ったら次の石を拾いに、またベイルート北へ向かいます。再び石拾い。石。石。しかし、さすがに延々石を掘ってると疲れるので、少し休憩。少しのつもりが結構休憩。ログアウトはしないようにしつつ、しばらく放置です。ベイルート北で。


 みなさん、知っていますか?


 陸地で疲労度が100に達するとどうなるか。私は身を持って体験しました・・・。

倒れただと?!

 こんな風に。あまりに咄嗟のことで、肝心なSSこそ撮り逃しましたが。山賊に襲われて負けたわけじゃありません。疲労が蓄積して倒れただけです。何か色々奪われました。もし、耳飾りを奪われてたら・・・と思うとゾっとします。貞操は奪われませんでしたが。教訓。陸上探索する時には大金を持ち歩かないようにしましょう

「って、ソコは、疲労溜まった状態で放置しないようにしましょう・・・でしょ?!」
「ウルサイね!元はと言えばアンタが迎えに来なかったのが悪いんじゃないか!!」
「うわっ?!逆ギレ?!」


 そんな悲劇を乗り越えて・・・


 石を拾って数時間。アン船長は、人生でこれほど頑張ったことがあったろうか?と、思うほど頑張った。ホントに頑張った。その頑張りに自画自賛。自分で自分に「感動した!」って言ってやりたい。


 努力に努力を重ね、溜まった石を水晶に加工し続けて・・・


リックリック!

 70個で力尽きた

 もういいです。石は。お腹いっぱい。 

・・・飽きた

 そして、唐突にタピオカ入りココナツミルク(←好物)が食べたくなったアン船長。半ば強引に、次回へ・・・

-つづく-
潜入!噂のベイルート
 熟練職人の教練書を手に入れたアン船長が向かったベイルートは、今まさに、一大ムーブメントの真っ只中にあった。造船のメッカであるベイルートも、この時ばかりは普段とは違う空気に支配されていた。人々の頭の中にあるのは・・・ダウとか平均株価とか、そーいうのではない。そう、道を歩けば聞こえてくることだろう・・・

 猫も杓子も、皆、口を揃えてこんなことを言っているのが・・・

石ころ!石ころ!!石ころ!!

若者 「この街の特産は、なんといってもだよ」
女の子 「このあたりには、いい香りのするがあるんだよ」
旅の学者 「こんにちは、今日もいい石ころですね」

石!石石!石石石!

交易所店主石ころは大暴落だよ・・・、ふう」
「・・・石ころ?」
住人 「この街は腕のいい石ころがいっぱいいるのよ」

 暑さにやられ、若干意味不明な事を口走る人も居るが・・・、皆が共通して口にしているのは、そう、石ころのことである。拾っても邪魔とばかりに捨てられる、何の価値もない工業品の石ころである。だが、たかが石ころされど石ころである。石ころの偉大さにベイルートの人々は気付いていた。疑問に思う人は、道端に落ちている石ころを拾って、例えば、野良犬にでも投げてみると分かることだろう。たぶん吠えられる。ひょっとしたら追いかけられて噛み付かれるかもしれない。たかが石ころ、されど石ころのいい例であろう。

合言葉は?

門番 「合言葉は?」
アン石ころ!」

 そう、かつてアン船長は・・・サントメで、ある一枚の書状を手に入れていた。ベイルートにある石ころ秘密倶楽部の入会許可証および合言葉を。別名石切の書とも言うその書状を持ったアン船長が門番に通された先に、果たして、何があるのか!?ベイルートの裏社会を統べると噂される石ころ秘密倶楽部の神秘のベールが今、明かされようとしていた・・・

-つづきません-
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来るべき作戦に向けて・・・
久しぶりでやす
 こんにちは。ホセでやす。最近、平日は忙しくてあまり活動できねぇみたいで、先週からずっとアテネ酒場で飲んだくれてやした。笙子ネエさんに冒険クエに連れてって貰って以来、1週間ぶりの活動再開でやす。何でも、今は東地中海が安全海域らしくって、安全なうちに色々やるよ!って、姐御も張り切ってやす。姐御の号令とともに、新しくなった通天閣10号に乗り込み、向かった先は・・・ヤッファでさぁな。いったい何しに向かったんでやしょうか。

ごきげんだな

 ヤッファに到着した姐御。妙にごきげんでやす。姐御はすぐに感情が表に出るんで、今日会ったばかりの休憩所の客にすら、ごきげんなのがバレバレでさぁな。ま、分かりやすいのはうちらクルーにとっても、何かとやりやすいんで便利っちゃ便利なんでやすがね。

 でね、何がごきげんかってぇと・・・つまり

レシピゲット

 熟練職人の教練書をゲットしたからでやす。しかも、交易所の親父が曲刀を売ってくれるようになったんでなおさらでさ。ポルトガル同盟港なのに、イスパニア同盟港のアテネと大して買える量が変わらねぇときたもんで。いつもヤッファは素通りしてたんでやすが、これからは毎回立ち寄るようになるんでしょね。最近は、うちの船の資金もそれなりに潤沢になってきたんで、投資レシピぐらいの支出だと、あっしも特に口うるさく言わなくなりやした。そのレシピが使えるか使えないかは別問題でやすがね・・・

 そんなわけで、最近、姐御は工芸にすっかり夢中でやす。

「今時、花嫁修業で料理とか言ってる奴は間違いなく嫁き遅れるね。料理なんざ男に作らすもんだよ。だろ?いざって時に家を守んのは、いつだって女なんだからさ。料理よか工芸でもやっとく方が絶対役に立つって!!」

 と、どこぞの巻き毛女に嫁き遅れ呼ばわりされたモンだからって、ちょっとムキになって力説してやした。ま、あっしとしては嫁き遅れてもらった方がチャンスがあって・・・げほげほっ、あ、いや、こっちの話でやす・・・。

ベイルート?

 そんな姐御、レシピゲットの次に向かったのは・・・造船のメッカベイルートでやした。相変わらず造船待ちな人達が港前にプカプカ浮かんでる異様な光景・・・と、思ったら造船待ちじゃないようでやした。姐御曰く、

「コイツらは今、ベイルートで流行ってるあることをやりに来た連中さ。やっぱ流行には乗っとかないとね!アタシらも行くよ!!」

 ってなもんで。いったいベイルートで流行ってる"あること"ってのは何なのか・・・姐御が嬉々として言ってるだけに、妙な胸騒ぎがしてなりやせん。でも、姐御が行くって言うからにはうちらは逆らえねぇわけで。覚悟を決めて、ベイルートへ入るあっしらでやした・・・。

-つづく-
アスワン旅団のその後
-前回までのあらすじ-

 東地中海全域を縄張りとするアスワン旅団は、冒険家を襲って金品を巻き上げる悪名高い盗賊団である。ある日、団長のアン・コギーはアテネで1人の冒険家に出会う。悪巧みを思いついたアンは、善良な航海者を装ってその冒険家、内藤笙子へと近付く。自分はイスパニアの商人なのだが、嵐に巻き込まれ、避難した上陸地点で耳飾りを落としてしまった。落とした耳飾りは大切な形見の品、見つけ出すのを手伝って欲しい。発掘家である貴女なら簡単なハズ。報酬は惜しみません・・・お願いします!と、巧みな話術にコロっと騙されてしまった笙子は、まんまとアスワン旅団の待ち伏せるナイル川上流の上陸地点へと誘い出されてしまう。

 向かった上陸地点で2人を待ち受けていたのは、ガラの悪い男女3人組みであった。身の危険を感じた笙子。依頼者アンと共に逃げようとし、彼女を振り返った時・・・そこに、善良な商人の笑顔を浮かべた女は居なかったのである。

アン 「アッハッハ・・・馬鹿な小娘だこと。まんまと騙されちゃってさぁ(メ゚Д゚)y-~~」
笙子 「え?!何ですの?!どういうことですの?!あ、貴女・・・その耳飾り・・・」
アフロ男 「ゲッヘッヘ・・・姐御ぉ、この女、ひん剥いちまいましょうぜ・・・ぐぇっへっへ」
マッチョ女 「その小奇麗な服で、男からたんまり貢がせてんでしょ?フンッ、小柄で可愛い女なんか大嫌い!!」

笙子 「え?!え?!あ、あの・・・私、何のことだか・・・」
アン 「お嬢様育ちで世間知らずなアンタに・・・人生甘かないってことをご教授差し上げようと思ってね。さ、授業料を払っていただこうか!さもないと・・・」

やっておしまい!

アン 「やっておしまい!」
笙子 「い、イヤァァァァァァァーーーーッッッ!!!!!」


************************************************


 アスワン旅団は、こんな風に毎日の稼ぎを上げています。ちなみに、内藤笙子は一枚の証文にサインをすることで命だけは助けられた。一見、冷酷に思えるアスワン旅団だが、無闇やたらと人殺しはしない主義なのである。


◇誓約書◇
ワタクシ内藤笙子は今後の一生において、アン・コギー様が冒険経験を稼ぎたいと思った時に、いついかなる場合であろうとも馳せ参じ、一切文句を言わず、無償で、アン・コギー様に☆の数の多い冒険クエストを紹介し、目的地まで船で案内し、代わりに探索・開錠して、クエストを達成させてあげることを、ここに誓います。


笙子 「う、うぅ・・・こんなの、あんまりですぅ;;」
アン 「逆らわなきゃ、可愛がってやるよ(メ゚Д゚)y-~~」

 そんなこんなで、本日はアスワン旅団の新人面接の日である。アスワン旅団の主力戦闘員であったウンババ・ボンボロバッパ(Lv21)が、先日の戦闘で受けた傷が原因で熱病に倒れ、あっさりと他界してしまったのだ。そのため、戦闘要員の補充が必要となったのである。募集のチラシを盗賊ギルドに出したところ、さっそく1人の入団希望者から応募があった。さて、どんな奴が来るのだろうか・・・

面接当日

新人 「お待たせしました」
アン 「なんか凄いのキタ?!Σ(゚Д゚;)」

 確かに募集要項に『屈強な男希望』とは書いたが・・・まさか、こんなのが来るとは思ってもみなかった。だがしかし、今回の募集で応募してきたのは1人だけだ。あまり長期間に渡って戦闘要員が不在のままだと、業務に差し障る。決めるべきか決めざるべきか・・・団長としての決断が問われる場面だった。

マッチョ女 「いい筋肉だわ!アナタに決定よ!!」
新人 「ありがとうございマッスル!頑張るンバ!!」
アン 「って、勝手に決めてんじゃないよ!!!」

こき使う日々

 部下の発言とは言え、決めてしまったからには仕方がない。半裸の仮面男の入団を認めて、アスワン旅団は次なるカモを探す。が、いいカモが現れず毎日ヒマなアスワン旅団。このままでは、団員に支払う給料もままならない。仕方なく、内藤笙子をコキ使って発掘作業に従事させる。むろん、逆らえば命は無い。

アン 「さぁ!とっととお掘りよ!まったく、グズな子だね!!」
笙子 「う、うぅ・・・こんな生活、もうイヤ;;」

クフ王の王杖スルタンの装束バトゥの財宝

 アスワン旅団は、各地を巡って、さまざまな価値ある品々を盗掘。莫大なる利益を獲得する。地味に獲物が掛かるのを待ち構えていた頃とは大違い。毎夜、大盤振る舞いで飲めや歌えの大宴会である。旨味を覚えた団長のアンは、ますます笙子をコキ使ってゆくのだった・・・

こき使う日々

笙子 「・・・あ、あのぅ、私の取り分は?」
アン 「ハ?毎日3食食わせてやってるだろ?何が不満だってんだい!今度そんなくだらないこと言ったらタダじゃおかないからね!」
笙子 「そ、そんなぁ;;」
アン 「グダグダ言ってないでほら!次のをとっとと掘りなよ!!ケツ蹴っ飛ばすよ!!!」
笙子 「うええぇぇぇぇぇぇん;;」


 と、そんな生活が半年は続いた頃・・・


謀反?!

マッチョ女 「アタシの笙子さんをこれ以上虐めないで!!!」
笙子 「お願い!その女を殺して!!そうしたら私、ずっと貴女に・・・;;」
アン 「な?!アンタ下っ端の分際でこのアタシに楯突く気かい?!」

 最初は小柄で可愛らしい女が大嫌いだった団員のマッチョ女。しかし、毎日団長にコキ使われながらも、健気に生きる笙子に只ならぬ想いを抱いてしまった。そんなマッチョ女の気持ちを知り、現状を抜け出すために利用する強かさを、いつしか笙子は身に付けていたのだ。

弑逆

アン 「ぎゃー」

 団長アンは、マッチョ女に弑逆され・・・この日、長く続いたアスワン旅団の歴史は幕を閉じるのであった。

アン団長の航海記

-完-

あこぎ屋先生の次回作にご期待下さい。
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師匠が用済みになった日
 誉め殺し作戦で、見事に本職冒険家、内藤笙子のハートをゲットしたアン船長。しかし、目的はそれで終わるわけではないのだ。自分では受けることが出来ない高ランクなクエを紹介してもらい、マッチョ女改めファビアンの駆る高速艇に先導させ、クエの目的地へと急ぐ。常に追従して、何を悩むこともなく簡単にクエをクリア。大量の冒険経験を稼いでレベルアップを目指す。

 そして、ふと通り過ぎたファマガスタのある島で、何故か手元にあった書きかけの地図を見ながら視認をしてみたら・・・

レベル上がった?!

 レベルが上がった。

 アン船長が冒険レベルを上げたかった理由、それはつまり、カリカットに行った時に、前もって手に入れてあった・・・

通天閣10号!


 コイツに乗りたかったためである。しかし、ネーミングセンスは最悪である。造った奴の顔が見てみたいものだ。交易と戦闘レベルは既に条件を満たしており、あとは冒険レベルを16に上げるだけだったのだ。


 ・・・そう


 つまり・・・


・・・アンタら用済み

「コレでもうアンタらは用済みよ(゚Д゚)y-~~」
「な、なんですってぇぇぇぇ?!」

 師弟関係は1日と経たぬうちに解消。もはや内藤笙子は用済みである。


 用済みとなった以上は・・・

やっておしまい!

 生かしておく必要もない。

「やっておしまい!」
「え?!えぇ?!な、なに?!ちょっと・・・え?!なんなの?!」

 用済みになった途端、かつての師に牙を剥くアン・コギー。ゴロツキどもを従えて、その凶刃が笙子を襲う!果たして、内藤笙子の運命やいかに?!

-つづく-
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冒険家に弟子入りした日
 冒険レベルを上げたいが、軍人の身で地理学クエストを繰り返すだけでは埒が明かない。一発奮起したアン船長は考えた。ここはやはり・・・本職の冒険家に師事し、星の数の多いクエや地理学以外のクエに連れてってもらう。そして楽に冒険経験を稼ぐ。それしかない!そうと決まれば早速行動あるのみ。頼りになりそうな冒険家の友人に狙いを定め、さっそく手紙を送ってみる。

 久々に会わないかい?と手紙に書いたところイマイチ反応が悪い。困ったのでこんな話を書いてみた。

『アタシは友人と酒を飲む時、よく過去の冒険談を酒の肴にすんだけどさ。先日、イスパニアの友人にアンタの話をしたら、その友人がアンタにえらく興味持っちゃってね。紹介しろ紹介しろって煩いのさ。若い頃のアルパチーノに似たイイ男なんだけどさ。でも、迷惑だろ?会うのは諦めろってちゃんと言い聞かせとくから安心しとくれよ!』


 と。

 
 そしたら・・・


『前回は忙しくって会えないって書いちゃいましたけど、なんかスケジュールに都合がついたので、アテネに行けそうです!!久しぶりにアンさんとお話できると思うと今からドキドキです!あ、お友達でしたっけ?お酒とか飲むなら、2人より3人の方が絶対盛り上がるかもしれませんね。アテネで会える日を楽しみにしています☆』


 食いついてきた。嘘も方便とはよく言ったものだ。何はともあれ、アテネで会う約束を取り付けることに成功する。


 そして・・・


□待ち合わせ当日
人待ち

「てか、遅いね・・・」


 待つこと、約1時間15分。


 待ちに待たされ、ようやっと現れた彼女は・・・


何その勝負着?!

 えらくめかし込んでいた。うわぁ・・・なにその気合入りまくった服!?

「あ、アンさん!ごめんなさい遅れちゃって!!ちょっと色々あって出るのが遅れてしまったの・・・」
「・・・いいのよ、気にしてないわ。女は外に出るにも何かと時間がかかりますものね(微笑)」
「違うのよ、出かけようとしたら化粧品の販売訪問の人に捕まってしまって・・・私、ああいうの断るの苦手で・・・あ、ところで、ご友人の方は?!(キョロキョロ)」

「あ、あぁ!アイツなら、ついさっき急に親父が危篤になったらしくて、セビリアに帰っちまったよ」
「・・・え?えええぇぇぇ?!何ソレ?!聞いてないですわよ?!」

「ま、まぁ、いいじゃないか。それより今日はもう予定ないんだろ?だったらちょっと冒険クエに連れてっとくれよ」
「・・・・・・気が乗りませんわ」

弟子入り

「師匠・・・どこまでもお供します」
「な、何ですの?!急に跪いたりして?!」

「アタシ、前からアンタ・・・いえ、貴女のこと冒険家として凄く尊敬しててさ。高名な大冒険家である貴女に弟子にしてもらえたりしたら、夢のようだなぁって・・・一緒に冒険出来たら素敵だろうなぁって・・・」
「そ、そんな・・・尊敬してるだなんて、こ、困りますわ。で、でも・・・そこまで言うのであれば、連れてってあげても・・・よろしくってよ?(〃∇〃)」

 チョロイもんである。

出港!

 かくして、内藤笙子に冒険クエへの同行を許可させることに成功したアン船長。旅の道連れとして、先日のマッチョ女と、笙子の付き人であるアフロ男を新たに加え、まだ見ぬ考古学の発見を求めて東地中海へと船を漕ぎ出すのであった。

-つづく-
テロリスト抹殺指令
 この日、フランスはリヨン市にあるICPO(国際刑事警察機構)本部で、3国(西・葡・英)警察機関のトップによる極秘会合が開かれていた。3国を代表する層々たる面々が一堂に会するのは、先の大戦以来初のことである。

 集まったのはこの3人。

イスパニア海軍司令:パルマ公アレッサンドロ・ファルネーゼ(以下公爵)
ファルネーゼ公爵

「本日、貴公らに集まって頂いたのは他でもない、例の件についてだ。あのような国辱を受けて黙っていられるほど、我がイスパニアは温厚ではないと思われよ」

ポルトガル宮廷騎士長:バルトロメウ・ディアス(以下提督)
ディアス提督

「我がポルトガルとしても、両国の関係がこれ以上悪化するのは捨て置けぬものがある。で、今回の不祥事、イングランドとしてはどう対処するつもりか?是非聞かせていただきたい」

スコットランドヤード局長:大商ダケット(以下デブ)
デブ

「い、いえ・・・仰りたいことはごもっともで。ですが、一方的に、その、我が国を悪しく呼ばれるのは如何なものかと。今回の件における最大の被害者も我が国の者ですし・・・(汗)」

3者会談

公爵 「ハッ。被害者だと?貴公の国ではテロリストの人権を擁護する法があると見える。我が国では、無差別機雷テロを起こすような犯罪者は即刻死刑だ。それが例え年端も行かぬ幼女であろうとも、だ」
提督 「まことパルマ公の仰る通り。イングランドの治安はいったいどうなっておるのか?犯罪者同士でいがみ合うのは一向に構わんが、矛先が罪無き一般市民に向けられたのでは、安心して航海も出来ぬと言うものだ」
デブ 「は、はぁ・・・ご、ごもっともで。しかし、我がイングランドにしましても・・・その、何分、管理の行き届かぬ冒険家のしでかしたこと。そ、それにですよ?確かにあること無いこと書かれてはおりましたが、火の無いところでサンマは焼けず・・・とも言いますし。貴国のかの船長には色々黒い噂が尽きぬと聞き及びますぞ?」

提督 「彼女とは2,3度仕事したことがあるが・・・実に清廉潔白で清々しい人物であったと記憶しておるよ。間違ってもあのような噂を立てられるような者ではあるまい」
公爵 「ハハハ、名高きディアス提督にそこまで言わせるとは・・・かの者も名誉に思うことでしょう。そんな、海軍でも人気の高い彼女を、整形だの肌荒れだの昭和38年生まれだの、信じ難き侮辱の数々。心優しい彼女が黙っていようが、我が海軍が黙ってはおらぬ!!」
提督 「ンム。まったく根も葉もないこと。そもそも彼女は昭和50年代生まれの20代だ。ちなみに血液型は、『あなた変わり者ね』と言われるとちょっと喜ぶAB型。好きなプロ野球球団は阪神だそうだ」

デブ 「い、一国の指導者的立場に居る者が、そのように一個人に対して妄信とも取れる言質をしてよろしいのか?!」
公爵&提督 『黙らっしゃい!!』

公爵 「本日の会合で話し合うべき点はただ一つ。犯罪者を庇い、我が国を敵に回すか・・・法のもとに犯罪者を差し出すか、二つに一つである!」
デブ 「ひ、ひいぃぃぃぃぃ!!!?」

公爵 「では、ICPOの名の下に、各ギルドにこの手配書を貼り出すことに異存はありませんかな?」
提督 「異存なし」
デブ 「・・・あ、ありません」

決議!

提督 「法の裁きを!!!」
公爵 「生死は問わぬ!」
デブ 「・・・ひ、ひいぃ」

WANTED!

 この顔にピンときたら110番。
セビリア新クエスト:魔神の棲む館
 その日、セビリアの街はとある噂で持ちきりだった・・・

ヒソヒソ

「ねぇねぇ、あの噂聞いた?怖いわよね・・・まさかあんなことが・・・」
「あぁ、あの話のことだろ?聞いた聞いた。物騒な話だよな・・・」

 セビリア中の住人達はみな声を潜めてその噂の真偽について語り合っていた。ある者は恐怖に顔を歪め、またある者は興奮した面持ちで。セビリアの街は、一種異様な雰囲気に包まれていたのだ。人々が明るく笑い語り合う、そんな活気溢れるいつものセビリアの面影は・・・そこにはなかった。

あまりの恐怖に顔面蒼白になるジーニアス河井氏

「この街の南の館には、恐ろしい魔人がいるんだって」

 少女は不安を隠しきれない表情で、アンにそう語ると、それっきり泣き崩れてしまった。怖いの・・・助けてお姉ちゃん。声には出さなかったが、少女は救いを求めていた。そう、人々の表情に翳りを落とす・・・その原因、それが、魔神の棲む館の噂なのだ。

ヒソヒソヒソ

「魔神じゃ!魔神が復活したんじゃ」
「捜索隊の兵士達は館に入ったきり、帰らぬ人に・・・」
「マヂかよ!」

 街では、まことしやかに魔神の復活が囁かれていた。事を重大に見たタベラ枢機卿は、魔神捜索隊を編成して館へと向かわせたが・・・生きて帰った者は1人として居なかったと言う。そして、その事実に・・・今までおぼろげな噂に過ぎなかった魔神の存在が、現実として人々に重く圧し掛かることとなったのだ。

 そして、ついにイスパニアはギルドへも魔神討伐の依頼を出す。

・・・安いなオイ

 噂の真相を王家は掴んでいた。14年前に前国王を暗殺して逃亡した、第一王女アリシア。右腕に魔神の印を持つ、忌まわしき王家の娘。彼女が帰って来たのだ。イスパニア王国に滅びをもたらすために・・・魔神の力を手に入れて・・・

魔神の棲む館

 イスパニアの命運を賭けた戦いが、今、始まろうとしていた・・・

-つづく-
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